貧困の連鎖対策!バイト代や奨学金を塾代に使っても生活保護費が減額されなくなったぞ!

生活保護を受給している家庭で、高校生の子が自分で稼いだアルバイト代や受けた奨学金を塾の費用に使うと生活保護費が減額される、というルールが10月から見直され、減額しないことになったと厚生労働省が発表しました。

何かこれだけ聞くと当たり前じゃ・・・?という気もしないでもないのですが、どういうことなんでしょう?

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生活保護制度

そもそも生活保護というのはよく聞きますが、そのルールというのは一般人はあまり知らないと思います。

私もイメージは持っていますが具体的には知りません(;・ω・)

 

厚生労働省のホームページよれば、その制度の趣旨は

生活保護制度は、生活に困窮する方に対し、その困窮の程度に応じて必要な保護を行い、健康で文化的な最低限度の生活を保障するとともに、自立を助長することを目的としています。

とのこと。

 

聞くからに憲法の理念からきてそうな制度ですね。

日本国憲法第25条「すべて国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する。」
生活保護法第1条「この法律は、日本国憲法第二十五条 に規定する理念に基き、国が生活に困窮するすべての国民に対し、その困窮の程度に応じ、必要な保護を行い、その最低限度の生活を保障するとともに、その自立を助長することを目的とする。」

こんな感じ。

 

生活保護には以下のような4つの原則があります。

無差別平等の原則

生活保護は補足性の要件を満たす限り、全ての国民に無差別平等に適用される。

補足性の原則

  1. 生活保護は、資産、能力や、他の法律による援助や扶助などその他あらゆるものを生活に活用してもなお、最低生活の維持が不可能なものに対して適用される。
  2. 能力の活用において、売れるかどうか分からない絵を描くことや選挙活動や宗教活動や発明研究等に没頭することなどは現時点の自分の経済生活に役立っているとはいえないため、補足性の要件には該当しない。
  3. 民法に定められた扶養義務者の扶養及びその他の扶養は、生活保護に優先して実施される。
  4. 保護の実施機関は、保護の実施に際し被保護者や要保護者に対して法に基づき必要な指示(例えば自動車の保有に関する制限など)をすることがあり、その指示に従わない場合は保護の変更、停止若しくは廃止がなされる。
申請保護の原則
  1. 生活保護は原則として要保護者の申請によって開始される。
世帯単位の原則
  1. 生活保護は、あくまで世帯を単位として能力の活用等を求めて補足性の要否を判定し程度を決定する。(例外として、大学生などを世帯分離する場合もある。)

 

引用元:Wikipedia

 

分かりづらいのでいろいろ省略しましたが、もっと簡潔にいえば、「生活保護は、誰でも、要件(色々やりくりしても他の制度を使っても生活が成り立たない)をみたせば、申請すれば世帯ごとに条件付きで受けることができます。」というところでしょうか。

 

今回のケースで関係あるのは、補足性の原則の部分で、収入認定という言葉があります。

生活保護費というのは最低限の生活ができるよう費用を給付しているので、「収入があったら申告して下さい、その分減額しますよ」的な発想があります。

そして、申告したものについて収入として認定されると、減額した分の生活保護費が支給されるわけですね。

今までは奨学金やアルバイト代というのは完全な収入扱いでした。

しかし、今回の見直しにより奨学金やアルバイト代を塾代、つまり進学費用の経費として使用する分については、収入として認定しない、除外する、という取り扱われることになったわけですね。

 

私も完全に理解したうえに結構はしょって書いているので正確な表現ではないと思いますが、ここではこのような理解でいきたいと思いますm(_ _)m

 

貧困の連鎖とは?

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親から子への「貧困の連鎖」を防ぐ狙い、とは何なのでしょう。

 

ある自治体の生活保護担当のインタビューによりこの「貧困の連鎖」を説明しているサイトがありました。

 

実は、生活保護というのは子が多ければ多いほど増額されるというルールがあります。

一部の受給者に言わせると「給料」とも呼ぶそうです。

こうなると、当然世帯によるでしょうが、生活保護世帯では子がどんどん生まれる傾向にあるそうです。

そうしてどんどん生活保護世帯の子が増えますが、その中には子どもの教育費を蓄えることができない世帯が多く存在し、そういう世帯では専門学校はおろか、高校教育すら受けさせることができないのだとか。

そうなると、中卒の生活保護世帯の子たちはどうなるかというと、就職できず親と同様に生活保護となることを選ぶ子が増えます。

これを2世といいます。

そうして、2世もまた受給額を増やすためにどんどん子を作り、数多くの3世を生み出し・・・現在では4世まで存在するそうです。

曾じいちゃんからずっと生活保護、ってわけですね。

 

誤解のないように補足しますが、子はきちんと自立するパターンのほうが多いそうです。

しかし、そのように生活保護が世襲されていくことも”少なくない”のです。

 

つまり、厚生労働省が防ぎたい「貧困の連鎖」とは、この「生活保護の世襲」のことなんですね。

子どもたちに自立する意思さえあれば、アルバイトや奨学金を受けても生活保護費が減額されずに進学費用を作りやすい環境にした、ということですね。

ただ、そういう費用が親に取られてしまうような世帯もあるのではないかと危惧してしまいますね(;・ω・)

 

いかがでしたでしょうか。

今回は身近なようなよく知らない生活保護制度について取り上げてみました。

 

ではでは、(´・ω・)ノ★*゚*゚+.゚вуe вуe゚+.゚☆*゚*

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